ヨガ的な柔軟さが必要

そんなヨガの先生も動物性のものが欲しくなった時があった。
それは渋谷にヨガスタジオを立ち上げた時のこと。
地方から東京へ来て、さまざまなプレッシャーや不安のある中で、
どんどん前に進まなければいけない状況に立った時、
ここで頑張らなくては!と普通なら食べない動物性のタンパク質をいただくことで、
自分自身を自由にする力を貰ったという。

 

ヨガのインストラクターとして活躍している先生の奥様は食についてこう考える。

 

「自由になりたくてヨガをするのに、これをしちゃダメと、
自分を縛りつけて不自由になっていくことってありませんか?
また、菜食の人は意識が高くて、肉を食べている人はそうではない
というような特別意識を持つことは、ヨガ的ではないとも感じるのです。

私はアシュラムにいた時にラクトベジタリアン状態を経験し、
確かに消化にいい食事がヨガに最適だと体感しました。
アシュラムにいたり、修行をするだけなら、魚やお肉は必要ないと思います。

けれど、社会的な仕事にエネルギーを向ける場合、
多少の動物性タンパク質が必要なんじゃないかな。
自分に必要なエネルギーが、魚など動物性タンパク質の力強さだと思う時は取り入れて、
シンプルさや軽さが必要な時は穀物菜食にする。
そんな柔軟な考えがあってもいいと思うんです。」

 

「日本は島国で、昔から魚を食べて暮らしてきたでしょ。
そんな日本の食生活から完全に魚を排除するのはちょっと不自然ですよね。」