心の在り方が問われる食事法

菜食が基本の食事法で、ポジティブフードと捉えられ、アーサナがしやすく、瞑想にもいいとされている、さらにはマインドにも優しいし、消化にもいい。
いわゆるヨギックフードを食べる食事法。

食材はプラーナ(気)の多い物を選び、マンゴーやカボチャなど国産の有機のものを中心にいただく。
逆にネギ類、ニンニク、ニラ、キノコなどを食べず、刺激があって辛い物や動物性はNG。
ヨガの合宿では、この食事をいただき、体や心の変化を感じる。

 

しかし現在、先生の日常では厳格にこの方法を実践するより、感謝の心や、楽しく食べることに重きをおいている。

先生はこの方法にたどり着くまでに、ヴィーガン(厳格なベジタリアン)やフルタリアンになったり、ローフードの食事法など、数多くの食事法を試してきた。

特に、自身がインドで命に関わる大事故に遭遇した後は、生命に対し敏感になるがゆえに、野菜を切ることもできず、地に落ちたフルーツやナッツだけで過ごす厳格なフルタリアンに。

 

「あの時はこだわりすぎて周りに迷惑をかけてたかも…(笑)。
今ならどんな主義も否定しないし、自分の主義を押し付けたくもないの」

 

先生が今、心がけているのは幸福な心で作ること、いただくこと。

 

「作るものには作った人のエネルギーが入るから、調理の前には瞑想をするの。
穏やかな気持ちで作った食事には、ハッピーが詰まっているのよ。
それから、自分が何を食べているのかきちんと知るべき。
だから私は地元の直売所で野菜を買う。
作っている人に直接ありがとうって言って譲ってもらうの。
そして食べる時には本当に幸せな気持ちでいただく。
これが一番大切。
テレビや新聞を見ながら食べずに、食べ物と会話をしながら、そして一緒に食べる相手と向き合って食べることで、感謝の気持ちを自然と持てるようになるから」

 

幸せな気持ちと感謝、先生の食事のベースは、老若男女、誰にでも可能な食事法。
それはまさしく毎日の心の在り方が問われる食事法だった。