自分の体の消化の法則

ヨガの先生は、食事のことだけでなく、食べたものの消化と排泄も自分の体を通して研究。

 

「アシュタンガヨガを始めて1年ぐらいは、食べたものをすべて撮影していたんです。
排泄までにかかる時間を記録して、1年半ほどでようやく自分の体の消化の法則がわかった。

僕の場合、野菜とナッツ、微量の主食だと食べてから出るまで6時間。
普通に食事をすると13時間。
練習時間との兼ね合いを考慮すると、12時間がベスト。
食べて12時間で排泄可能とすれば、16時までに食事すれば、
翌朝の4時にトイレに行くことができる計算。

すると、コンディションよく練習に打ち込めて、練習後の体の痛みも出にくい。」

 

練習のスケジュールが決まれば、あとはストレスをためないことがポイントだと言う。

 

「仕事が忙しいと体のサイクルは乱れてくるから、食べ物で少しずつ調整しないとね。
とにかく、自分のペースを保つためには、練習時間を決めることが重要。
ライフスタイルの土台を固めて、それを守ることの大切さをアシュタンガヨガから教わったような気がするんだ。」

忙しく働く人でも、ヨガという軸を一つ持つことで、逆に安定したライフスタイルが過ごせる。

「基本的に僕は人に言われたことを長く続けることが苦手なタイプだったから、
アシュタンガヨガの練習を通して、決まった動作を繰り返し行うことを経験して、
時間の使い方や食生活など生きるコツを教えてもらったことが多いんじゃないかな。
ヨガの練習と言うよりも、練習を軸とした食生活やタイムスケジュール管理が重要。
すると、必然的に色々な面で制御されていく。
それが今となってはよかったと思うね。」

 

アシュタンガヨガは太陽礼拝など決まったポーズを繰り返しする為、
決まりごとが多い物だと感じる人も多いが、
その決まりごとの考え方にもさまざまと先生は言う。

アシュタンガヨガはポーズの順番は決まっていても、
例えばアイアンガーヨガのように腕や足のアライメントを確かめつつポーズを深めていくこととは基本的にない。
ポーズのやり方に制限がないから、自分なりに行えるという意味では自由とも言えると。

 

「アシュタンガヨガは、自分で模索して、内側から経験させる時間をとても大事にしていると思います。
何事も一定期間でいいからきっちりやることが大事で、それは練習も食事も同じ。
そうすれば、ある程度のことが見えてくるんです。
自分に必要だと気付くことで、それが食べたいものに変わることもある。
自分に必要なものの数はそんなにないから、経験して、選別して、無理なく持続する。
それが大切なんじゃないかな。」

 

先生の食生活を通して、自分の体との付き合い方を知ることからヨガが始まると見えてきた…。