食についての考え方

「幼少から病弱だったせいか、体の限界を試したくて高3の時にサイクリングに出かけたんです。
車でも電車でもなく、自分の力だけで日本一周してみようって。
しかも、シンプルな食べ物でどのくらい走り続けることができるか試したくて、
一週間以上食パンと水だけにしてみたり。
また、留学していた時は、所持品は本当に必要なものだけにして、
フライパンと小さなミルクパン2つだけで自炊していました。
すると、不便なりにいろいろと工夫しようとするんですよね。
例えば、フライパンでトーストしてみたり・・・」

穏やかで優しい印象のヨガの先生は、学生時代の食にまつわる話から
徐々に食についての考え方を話してくれた。

「最初はベジタリアンがいいという理由で菜食に興味があったのではなく、
シンプルにすることが物事の本質を理解させてくれて楽しかったから。
自分の食生活でも、タンパク質は最低限必要だと思っていましたが、
必要なたんぱく質は体が作ってくれるのだと知ってから、
お肉がなくてもいいならやってみよう!」

と思ったのがきっかけなんです。

「食物連鎖の中で、四つ足の動物が一番いろいろなものを食べていますが、
そういう動物がどこでどんなものを食べてきたのかを自分では確かめられない。
分からないところからきた食べ物を疑いもなく口にすることは、
ちょっと乱暴な感じがするし、不安感にもつながります。
結果、お肉よりも野菜の方がまだ安心して食べられました。
特に自分が作った物や生産者の分かるものを食べることは、
心の安堵感や落ち着きのためにも大切だと思います。」